杉林恭雄『MIMIC WORKS』
数年前に円盤からリリースされた後、最近の海外のアンビエント・テクノ、エレクトロの先駆的再評価で完売となっていた作品ですが、この度再プレスされました。
「くじら」でおなじみ杉林恭雄がくじら結成前の'80~'82年にかけて、MIMICのレーベル名でリリースした、いわゆる“音響もの"のCD化作品。
ローランドのシステム100Mを駆使しソリッドな電子音を聞かせる1stEPとLP、ギター多重録音による2ndEPの3作品をまとめたものです。
自主制作物のこれらオリジナルのレコードは徹底した匿名性でクレジットが一切ないのですが、謎の電子音名作として次世代の一部の音楽家たちの間で静かに噂は広まり再発見されていました。
CD化に際しマスタリングは宇波拓が担当。
単なる過去の名作にあらず。
その内容の充実度に衝撃を受けることでしょう。
また、謎に包まれた当時の活動や製作背景を本人へのインタビューで解き明かした読み物も付いてます!